気象情報利用力は気象情報の種類をただ暗記すれば向上するわけではありません。地域の災害リスクや災害の影響なども理解しておくことや、防災行動と情報をうまくマッチさせることなどが必要です。
気象情報利用力は見えづらいので、suigaitaisaku.comではあなたの気象情報利用力を客観的に測る質問を20問ご用意しました。いくつYesに当てはまるか確認してみましょう。分からない質問はNoとして扱ってください。
質問1:
どういったタイプの水害リスクがあるか調べ、把握している。Yes/No
質問2:
河川の洪水が発生しそうな大まかな雨量について分かっている。Yes/No
質問3:
内水氾濫が起こりそうな雨量について分かっている。Yes/No
質問4:
過去に自宅周辺で災害が発生した時の雨量が頭に入っている。Yes/No
質問5:
水害が発生すると自宅や自宅周辺などにどのような被害や影響を受けるか、具体的にイメージできる。Yes/No
質問6:
水害が起こりそうな時に個人としてどう対処すべきかあらかじめ考えている。Yes/No
質問7:
災害の危険性をどの防災情報や気象情報で確認していけば良いのか具体的に理解している。Yes/No
質問8:
どの情報をきっかけに防災行動を取るか整理している。Yes/No
質問9:
避難等の対応に自分が必要とするリードタイムがわかっている。Yes/No
質問10:
警報や注意報などの情報が提供しようとしているリードタイムを把握している。Yes/No
質問11:
自治体からの避難勧告や避難指示などがどういったタイミングで発表されるか把握している。Yes/No
質問12:
非常時の対策に必要なリードタイムと、警報などのリードタイムとに時間的なずれがないことを確認している。Yes/No
質問13:
大雨となっている際にはテレビの気象ニュースだけではなく、気象庁のホームページから情報を得ることにしている。Yes/No
質問14:
気象情報の中で伝えられる第一報(災害が起こるかもしれないというニュアンスを含んだ情報)を見逃さないようにしている。Yes/No
質問15:
警報が発表された時には警報が伝える詳細な予測まで確認している。Yes/No
質問16:
大雨となった際には10分間雨量や1時間雨量、これまでに降った雨量を確認して判断に活かしている。Yes/No
質問17:
雨雲の動きを確認できるツールを使って、危険な雨の降り方をしていることや今後そうした降り方が見込まれることが指摘できる。Yes/No
質問18:
大雨の際には河川水位の状況や水位の上がり具合を確認している。Yes/No
質問19:
指定河川洪水予報を確認して避難などの判断に活かしている。Yes/No
質問20:
台風の暴風域に入りそうなタイミングについて、台風関連の情報などから読み取ることができる。Yes/No
いかがでしたか?
Yesの数が満点に近い方はすでに気象情報を深いレベルで使いこなしているはずです。もしYesの数が1桁や10の位前半の方は、答えがYesばかりとなった時のことをイメージしてみてください。きっと今のレベルよりも深く気象情報から災害の手がかりが読み取れ、防災対策や意思決定に情報を活かせていることでしょう。
このsuigaitaisaku.comでは気象情報利用力を磨く方法を3つのステップ(災害リスクを知る/防災対策を組む/情報で判断する)でまとめています。みなさんの水害対策にどうぞお役立てください。