自治体防災の現実 災害が発生する危険性が高まった際に避難勧告などが発表されるという仕組みは法律により定められています。しかし、実際に運用面で十分な対応できるかという問題が必ず存在します。特に問題となるのがマンパワー的な限界や、情報や問い合わせが行政に殺到した時の対応能力です。 …
防災対策を考える
行政からの情報だけに頼る問題点
避難に関する行政からの情報 災害発生の危険性が高まった際には避難を呼びかける情報が自治体から発令されることになっています(詳しくはこちらの記事参照)。災害対策のマニュアルやBCPでは行政からの情報を利用して対応や避難をスタートさせることにしている場合もあるでしょう。しかし、行 …
行政から発表される避難情報の種類
避難に関する情報 災害の危険性が高まった時には市町村長は住民等に対して次の情報で避難を呼びかけます。 避難準備・高齢者等避難開始(レベル3)避難勧告(レベル4)避難指示(緊急)(レベル4)災害発生情報(レベル5) それぞれの情報を発令することを通じて、自治体は皆さ …
何もしなくて良い対策を第一優先に
防災対策について考える 災害リスクを知る(こちら)ことを通じて、地域で発生しうる災害像や皆さん自身の脆弱性、浸水時の被害の想定などを行ってきました。ここからは被害を減らしていく方法を検討していく方法を考えていきましょう。 日本で発生する水害の特徴 まず前提条件とし …
防災情報が防災対策に役立つ場面
防災情報はどのように役立つか? 水害や土砂災害に備えて行う対策の中で、どういった場面で防災情報が活きてくるのでしょうか?この記事では3つの場面に分けて説明してみたいと思います。 人員の招集・配備体制の検討時 防災情報を利用して危険性の高まりを事前に掴むことができれ …