• Skip to primary navigation
  • Skip to main content
  • Skip to primary sidebar
  • Skip to footer

suigaitaisaku.com

水害対策に情報を

  • 著書のご紹介
  • 著者について
  • 仕事の依頼
    • 原稿を依頼する
    • 講師を依頼する
    • アドバイザー業務
    • 業務実績
  • 読む水害対策
    • 【ステップ1】災害リスクを知る
    • 【ステップ2】防災対策を組む
    • 【ステップ3】情報で判断する
  • 寄稿記事
    • リスク対策.com
  • 伝わる伝え方研究所
  • お問い合わせ

内水氾濫にもご注意を!

この記事の目次

  • 外水氾濫を上回る浸水棟数
  • 令和元年台風19号の場合
  • 平成30年7月豪雨の場合
  • 過去10年間の統計からわかること
  • 内水氾濫と外水氾濫の被害額
  • まとめ:内水氾濫にもご注意を!
    • 関連記事

外水氾濫を上回る浸水棟数

台風や豪雨による水害というと、河川が決壊したことによる被害をイメージされるかもしれません。しかし実際の災害を見ると、内水氾濫を原因とした浸水の方が割合が高いことがわかります。令和元年台風19号のケースや平成30年7月豪雨のケースを見ていきましょう。 

令和元年台風19号の場合

例えば令和元年台風19号(令和元年東日本台風)の際ですが、国土交通省のとりまとめによると内水氾濫による浸水被害は15都県140区市町村で発生し、約3万戸が浸水したとのことです。この台風では全国で約4.7万戸が浸水したとのことで、内水氾濫はそのうち約64%に達しており、その割合は決して低くはありません。

令和元年東日本台風の時の内水被害の概要(出典はこちら)

平成30年7月豪雨の場合

平成30年7月豪雨では、浸水被害は全国で約2.8万戸であったのに対し、内水氾濫による被害が約1.5万戸と5割を超えています。

平成30年7月豪雨の時の内水被害の概要(出典はこちら)

過去10年間の統計からわかること

平成20年から平成29年までの10年間を対象とした統計を見ると、内水氾濫による浸水棟数は浸水棟数全体の68%(下図の右側の円グラフ)です。残りの32%は川が決壊するなどによって発生した外水氾濫によるものですが、被害額に関する統計(下図の左側のグラフ)で見ると割合は逆転しています。

水害被害に関する統計(赤色は外水氾濫・青色は内水氾濫)(出典はこちら)

内水氾濫と外水氾濫の被害額

被害額という視点で見た場合、内水氾濫による被害額の割合は41%、外水氾濫による被害額の割合は59%とあります。水害の被害額は深さに比例して増えていきます(関連記事はこちら)。一般に外水氾濫の方が内水氾濫よりも浸水の深さが深くなったり、家屋が流されるなどの被害が発生したりするので、そのことが被害額と浸水棟数の割合が違う背景にあるのではないかと考えられます。

まとめ:内水氾濫にもご注意を!

被害額で見れば内水氾濫は外水氾濫よりインパクトは小さいものの、少なくない家屋が過去の災害時には内水氾濫に巻き込まれていることが分かりました。大雨が降る時には内水氾濫と外水氾濫の両方を見据えながら情報収集や避難などの判断をしていくことが求められます。

関連記事

  • 水害で町の5年分に当たる災害ごみが発生した例

    水害で床上浸水が発生すると家具類や電化製品などが使い物にならなくなり、大量の廃棄物が発生します。 2000年に発生した東海豪雨災害では筆者の生まれ故郷の街も水没しました。 結果、町の5年分に当たる災害…

  • 医療機関の被災事例に学ぶ水害対策

    河川が決壊して水が押し寄せてきた時に、どのような対応をとったのか、また、どういった被害が生じたのかを知っておけは、それを踏まえて個人や会社、団体などの事前対策を検討することができます。 以下の例は医療…

  • 水害訓練のシナリオ作りセミナー企画のスタート

    こんにちは。気象とコミュニケーションデザインの渡邉俊幸です。 先日、リスク対策.comの編集長さんと打ち合わせをしまして、水害対応訓練の企画検討シート(こちら↓)を取り入れたオンラインセミナーを年明け…

【執筆】『情報力は、避難力!』著者・渡邉俊幸

気象情報の利用やコミュニケーションに関する課題などありましたらお気軽にお問合せください。

最初のサイドバー

著者について


気象予報士・気象とコミュニケーションデザイン代表。個人や組織が気象情報や防災情報を使えるようになる方法を発信・提言しています。著書は『情報力は、避難力!』。危機管理とBCPの専門メディアでの連載の他、オンライン防災セミナーなどを実施中。オランダ在住。

プロフィール詳細

Tweets by wpcdnote

著書『情報力は、避難力!』


記事やオンライン防災セミナーなどでお伝えしてきた情報利用のノウハウについて1冊の本にまとめました。分かりやすく丁寧な説明により、順を追って豪雨や台風時の情報判断力を伸ばしていくことができる本です。

記事を探す

  • メール
  • Facebook
  • LinkedIn
  • Twitter

Footer

「気象災害の発生はゼロにはできませんが、気象情報やリアルタイムのデータを使えば災害が間近に迫っていることに気づけずそのまま被災することは確実にゼロにできます。」

渡邉俊幸著『情報力は、避難力!』(日本橋出版)|あとがきより

著書のご紹介

情報力は、避難力!

著者について

渡邉俊幸の経歴

読む水害対策

災害リスクを知る
防災対策を組む
情報で判断する

仕事の依頼

原稿を依頼する
講師を依頼する
アドバイザー業務
業務実績

気象情報が分かるようになる本

お問い合わせ

セミナーや新着記事のお知らせ

Tweets by wpcdnote

Copyright © 2023 · Maker Pro on Genesis Framework · WordPress · ログイン