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水害対応訓練の想定によって変わる訓練内容の方向性

この記事の目次

  • 訓練で考えられる5つの災害想定
  • 内水氾濫対策に必要な瞬発力
  • 大河川の氾濫とリードタイム
  • まとめ
    • 関連記事

訓練で考えられる5つの災害想定

水害対応訓練を企画する際には、まず訓練の前提となる災害を選んで行かなければなりません。前提として使えそうな災害は詳しく分けると次の5つになります。

  1. 降った雨が処理しきれずに発生するタイプの内水氾濫
  2. 河川が増水し排水ができないようになり発生するタイプの内水氾濫
  3. 中小河川による外水氾濫
  4. 大河川による外水氾濫
  5. 複合的なシナリオ(内水氾濫、中小河川・大河川の氾濫の組み合わせや土砂災害、風害などの同時発生タイプ)

最悪の事態を想定して訓練する場合、おそらく4の大河川による氾濫や5の複合的なタイプのものをベースに検討を進めていく形になると思います。しかしそうした最悪の場合にのみ焦点を当て、1や2のタイプの内水氾濫や3の中小河川による氾濫について訓練をしないというのも問題があります。

というのは、頻度の面で言えば大河川が氾濫するよりも、内水氾濫(特に1のタイプ)や中小河川による外水氾濫の方が高くなる可能性があるからです。数十年に一度というレベルの稀な雨で発生するのが大河川の氾濫、数年に一度といったレベルで起こるのが内水氾濫や中小河川の氾濫であり、後者の方がより頻繁に発生しうるという違いがあります。

内水氾濫対策に必要な瞬発力

短時間で局地的に降る雨の予報は前もって場所を特定して示すことが難しいので、気象情報や内水氾濫の危険性を示す情報も直前にしか出揃いません。さらに一旦大雨になったら進展が早いので、あっという間に道路冠水や床下・床上浸水などの被害が発生する事もあります。対応に当たる時間的余裕が限られるため、瞬発力が求められるのが内水氾濫や流域の狭い中小河川の洪水の特徴です。

大河川の氾濫とリードタイム

一方、大河川の外水氾濫の場合は、中小河川の氾濫や内水氾濫の発生に比べればリードタイムが長くなります。台風や梅雨前線が停滞して豪雨になるパターンなどをイメージしてもらえればわかりますが、数日前から大雨の見込みが何らかの形で伝えられることもあります。訓練内容は先ほどの内水氾濫のように瞬発力一本ではなく、時間的余裕をうまく活かして人的・物的被害の軽減措置を図るものになるでしょう。

まとめ

このように、一言で水害対応といっても使う筋肉が前提によって大きく異なってきます。何の筋肉を強くしたいかによってトレーニング方法は変わります。水害対応の訓練を企画される際には今一度、何を想定とするのか具体的に検討してみてはいかがでしょうか。


【お知らせ】
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渡邉俊幸

渡邉俊幸

気象情報の使い方・使われ方に関して国内外で豊富な経験を持つ気象予報士。気象とコミュニケーションデザイン代表。

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