• Skip to primary navigation
  • Skip to main content
  • Skip to primary sidebar
  • Skip to footer

suigaitaisaku.com

水害対策に情報を

  • 著書のご紹介
  • 著者について
  • 仕事の依頼
    • 原稿を依頼する
    • 講師を依頼する
    • アドバイザー業務
    • 業務実績
  • 読む水害対策
    • 【ステップ1】災害リスクを知る
    • 【ステップ2】防災対策を組む
    • 【ステップ3】情報で判断する
  • 寄稿記事
    • リスク対策.com
  • 伝わる伝え方研究所
  • お問い合わせ

浸水による店舗や工場への影響

この記事の目次

  • 浸水による事業者への影響
  • 道路冠水の場合
  • 床下浸水(宅地基盤~50cm)の場合
  • 床上浸水(50cm~1m)の場合
  • 床上浸水(1m以上)の場合
  • 地域で家屋の流出が起こる場合
  • まとめ
    • 関連記事

浸水による事業者への影響

浸水の深さに応じて住宅やマンションの場合の被害が変わるように(記事はこちら)、事業者への影響も異なってきます。飲食店や工場を例としながら浸水深と被害例をまとめた一覧が国土交通省が平成15年度に開いた「わかりやすい洪水・渇水の表現検討会」(こちら)という会議資料の中にありますのでご紹介したいと思います。

道路冠水の場合

下の図は検討会資料の中にあった「洪水による被害一覧」(こちら)から転載したものです(以下同じ)。路面浸水(道路冠水)のレベルでは、マンホールなどから汚水が流出する被害が例として挙げられています。

道路冠水レベルによる店舗(飲食店)・工場(機械金属工場)への影響
(国土交通省の検討会資料より)

床下浸水(宅地基盤~50cm)の場合

店舗や工場ともに床に近いところに設置された設備や機械に影響が出始めたり、営業停止や汚泥処理、消毒といった作業が生じたりします。

床下浸水による店舗(飲食店)
工場(機械金属工場)への影響
(国土交通省の検討会資料より)

床上浸水(50cm~1m)の場合

床上浸水が発生すると飲食店の場合、壁や床、倉庫や事務所内に置かれた在庫商品、材料等にも被害が発生してきます。機械金属工場では各種の機械やフォークリフトなどへの被害、在庫商品や材料への被害も見込まれます。飲食店、機械金属工場ともに床上浸水の際には停電を想定しておく必要があり、復旧時点では掃除や消毒作業、災害ごみの処理なども行わなければなりません

床上浸水(50cm〜1m)による店舗(飲食店)
工場(機械金属工場)への影響
(国土交通省の検討会資料より)

床上浸水(1m以上)の場合

浸水深が深くなることでガス設備や高いところにある設備などにも影響が出てきます。機械金属工場の場合は有害物質の流出など環境へ与える影響も指摘されています。

床上浸水(1m以上)による店舗(飲食店)
工場(機械金属工場)への影響
(国土交通省の検討会資料より)

地域で家屋の流出が起こる場合

水の勢いが強く地域で家屋の流出が起こるような場合では、廃業や閉鎖、ローンの二重化などの影響が例として挙げられています。

家屋流出が起こるような水害の場合
(国土交通省の検討会資料より)

まとめ

今回の例では飲食店や機械金属工場の例でしたが、業種などによって水害の影響はそれぞれ異なってきます。床下浸水、床上浸水といったように条件を設け、それぞれのケースで発生しうる被害を想定してみましょう。他の地域で水害に向き合った同業他社の記録などもイメージを膨らませるときに役に立ちます。

関連記事

  • 現象のリスク分布と生活への具体的な不具合

    地球科学者の井村隆介氏(鹿児島大准教授)が火山防災を念頭に次のようなツイートを発信していました。火山が噴火した際の現象によるリスク分布は示されていても、具体的に生活にどんな不具合があるかまでは伝えてい…

  • 浸水が深くなると住宅に何が起こりうるか?

    浸水深と被害の様相 洪水のハザードマップで浸水深を把握しても、そのレベルまで水が実際に来ると何が起こりうるのかを思い描くことはなかなか難しいものがあります。例えば床上50cm~1mの浸水と、床上1m以…

  • 水害による住宅への被害額

    浸水で発生する災害ごみの量 水害が発生すると水没して使えなくなったものが災害ごみとなります。国土交通省が作成した「水害の被害指標分析の手引き(H25試行版)」(こちら)の中では、水害発生に伴う住宅1棟…

【執筆】『情報力は、避難力!』著者・渡邉俊幸

気象情報の利用やコミュニケーションに関する課題などありましたらお気軽にお問合せください。

最初のサイドバー

著者について


気象予報士・気象とコミュニケーションデザイン代表。個人や組織が気象情報や防災情報を使えるようになる方法を発信・提言しています。著書は『情報力は、避難力!』。危機管理とBCPの専門メディアでの連載の他、オンライン防災セミナーなどを実施中。オランダ在住。

プロフィール詳細

著書『情報力は、避難力!』


記事やオンライン防災セミナーなどでお伝えしてきた情報利用のノウハウについて1冊の本にまとめました。分かりやすく丁寧な説明により、順を追って豪雨や台風時の情報判断力を伸ばしていくことができる本です。


Tweets by kisho_ttk

記事を探す

  • メール
  • Facebook
  • LinkedIn
  • Twitter

Footer

「気象災害の発生はゼロにはできませんが、気象情報やリアルタイムのデータを使えば災害が間近に迫っていることに気づけずそのまま被災することは確実にゼロにできます。」

渡邉俊幸著『情報力は、避難力!』(日本橋出版)|あとがきより

著書のご紹介

情報力は、避難力!

著者について

渡邉俊幸の経歴

読む水害対策

災害リスクを知る
防災対策を組む
情報で判断する

仕事の依頼

原稿を依頼する
講師を依頼する
アドバイザー業務
業務実績

気象情報が分かるようになる本

お問い合わせ

新着記事

  • 水害対応訓練のセミナー資料を作っています
  • 令和2年7月豪雨災害の事例から学ぶ
  • 洪水ハザードマップの作られ方
  • 現象のリスク分布と生活への具体的な不具合
  • 内水氾濫にもご注意を!

Copyright © 2022 · Maker Pro on Genesis Framework · WordPress · ログイン